未だに三崎くんの顔は赤いままで。 なのに優しくうちの頭を撫でる。 きっと、うちの顔も赤い。 「天雅ー」 向こうからこちらに誰かが来る声がした。 てか、天雅(てんが)って三崎くんの名前やったような…! しかも、その声は紛れもない、 「あ、ヒロ。」 岩崎くんだった。