けど、翔はうちに幸せになってほしいからって言ってた。
だから、うちが翔にできることは
幸せになること。
けど、翔を差し置いてうちだけ幸せになるんはなんか申し訳ない気がする。
うーん。フクザツだ。
「ちょ、由姫?何フリーズしてんの。」
「あ、ごめん」
「ま、お互い前に進めてるっていいことだけどね!」
「え、お互い?」
「翔も新しい恋するってはりきってた」
「そっか」
よかった、と安堵の表情を洩らすと、志歩はフフッと微笑んだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…