「お待たせ」 「おう」 そう言ってまた手を繋いで歩き出す。 五月中旬。 日が長くなったなぁなんて思いながら、夕日に照らされて伸びた影を見る。 「コンビニ行く?」 「行くっ」 翔の顔を見てニコッと笑って返事すると、翔は顔を反らして俯いた。 へへっ、俯いて顔隠したって真っ赤な耳が見えてますよ。 そして翔の家までの途中にあるコンビニに入ろうとしたその時だった。