我に返ったのか、バッと離れる翔。 あたふたとしだして、今度は翔がパニック。 「あっ…えと…」 「あんな、翔。」 教室のカーテンが風になびく。 外からは部活中のいろんな人の声。 ここだけ異空間のような、 そんな錯覚がした。