すごい形相で、いまにも掴みかかりそうな先輩に対して、由姫は冷静。 さすが。 「てかもうちょい離れろや。香水臭いねん。鼻もげるわ。」 「っこいつ!!!」 「なんて生意気なの!!!」 その瞬間、三人のうちの1人が由姫の頬を平手でパチンと叩いた。 「「ひえっ」」 咲樹と共に目を伏せる。