「あ、本当だ…」 気付かないうちに、また泣いてたんだ。 無意識に、って。 女々しいなあたしは…。 「早く上がって。今、何か入れるよ。何がいい?」 「ココア」 「分かった。適当にそのへん座ってて?あ、はいタオル。」 はい、と洗面所にあったタオルを渡して、あたしは台所へ。