「ただいま~」

翔は家に帰り夕食を食べた後、自室に戻った。翔は明日の授業の準備をしようと、学校で使っている大きなバックを開けた。

「なんだ?これ?」

翔は無造作に折られたレポート用紙を見つけた

「また、誰か告ってきたのか?それならもっと可愛い紙でよこせよなあ。」

そういいながら翔は息を呑んだ

「なんだ!これ?」





『オマエ、ダレダ、ナゼイッショニイル、ハナレロ』





(一緒にいる?誰だ?)

翔はこの手紙がいつ、かばんに入ったのか、考えてみた。

(授業が終わって帰る用意をしているときはこんなのなかった。愛莉と雄哉と別れて、帽子を出したときも、入っていなかった気がする。いや、入っていなかった!)

「そのあとは・・・電車か?」

「そうすると・・・」

(一緒にいるの『一緒』は・・・先生のことか!)



翔は愕然とした。(誰かが先生を、先生を見ているやつがいる!それも先生に気がつかないように。)