今度は俺が恋をする

「田辺長いトイレだったなぁ?」



ニヤついた顔をしてる尊都先輩。



「そんな事ないですよ?」



何か言いたそうな感じがする。



「田辺、先に部屋入ってな」



そう言って、尊都先輩の方へ行ってしまった。



私は部屋に入り、
もかの隣に座った。


「れあ、美優より先にトイレ行ったのに
戻って来るの遅かったけど、なんかあったの?」



部屋の中は電気を薄暗くしてあり、音楽と歌声でうるさいから美優に気付かれないと思いさっきの話をもかにした。