部活に行くのはかなり気まずかった。
でも、行かないと一生行けなくなると思った。


部員達はあまり気にしてなかったみたいだけど、ある人物だけは違った。


視線が痛い……


部活が始まってから終わりまで夏目先輩にジロジロ見られていた。

叶絵は大丈夫だって言ってたけど、やっぱ怒ってる??


すると、夏目先輩の行動に対して穂波先輩がもの申した。


「琉架!!それ一種のセクハラよ!!」


「はぁ!?違ぇし!!」


「ハルちゃん気にしてるじゃない!!」


「え!!うそマジ!!ごめん、ハル」


「いや……別に」


「……ハル、今日一緒帰ろ」


「ぅえ!?いや結構です!!!」


「何で??」


「…き、今日は……ほ…穂波先輩と帰りますから!!!」



やってしまった――!!!
んな約束してねぇよ!!


穂波先輩びっくりしてるし…
バレるのも時間の問題…


「そうよ~琉架!!今日はハルちゃんと帰るっていう大切な大切な一時を邪魔しないでよね~」






あれ?

話……合わせてくれた…


でも…キャプテンと帰らないのかな……