小春日和



「なんだ…分かってんじゃないですか」

「………え?」


彼女はそのまま視線を俺からリングに向けて言った。


「きっと寂しくなしますよ??こんなとこで1人でバスケすると……」

「……」

「個人競技じゃないですからね、バスケは……仲間がいなきゃ試合もできませんし!飯も食いに行けませんよ??」


顔だけ向けて上目遣いで彼女はそう言った。

その顔に一瞬ドキッとした。



「見てみたかったですけどね、あなたのバスケ……」


彼女はボソッと呟いた。
その言葉はしっかりと俺に届いた。


「……決めるのはあなたですよ?もう一度よく考えてから決めてみてください!!まあ…もしそれでも辞めるっていう答えが出たなら、その時はまたここで会えるかもしれませんね!!」



彼女はまたフッと笑って「それでは…」と言って立ち上がった。


「あ……」