「ま、おまえたちは今日のことは忘れろ。賊のほうはオレ達がきっちり片付けるから」
にっこりと、ほんとに捕まえてくれそうなほど逞しい笑顔で先生は微笑んだ。
「ええ……そうですね」
にっこり返す天使様の顔が一瞬曇ったような気もしたけれど。
それでもご飯の誘惑には勝てず。
食事が終わることにはもう、誰もこの話に触れることはなくなってた。
できるなら、このまま平和でいてくれるのが一番なんだけど。
それはありえないよなぁ。
たぶん。
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