「実はね……してるんだよー!!」



は?
なに?
なにしてるって?


「だから……してるのぉ!!」


肝心な部分が全く聞きとれなーい。




「また会おうねー!!」



それが最後。



手をちぎれんばかりに振る彼女と。
そんな彼女を優しく見守る先生の姿はそれが最後。




瞬きした時にはすでに二人の姿はなくて、オレは光の洪水に押し流される。




ありがとう。
ありがとう、ワコちゃん、先生。




二人にまた会いにくるよ!!



お土産たくさん持ってまたね。



その日まで。
どうか元気でね……