見上げた空はどこまでも澄んで。
青く、青く光ってる。
白い雲を抱きしめて。
見上げた空ははるかに遠く、遠く――
「大丈夫かよ、少年?」
オレの視界に白髪の超絶美形が割り込んでくる。
あー。
空の景色が遮断されたし。
「うぃーっす」
オレはゆっくりと置き上がる。
どうもあの神の光っていうのは麻酔効果バッチリなんだよな。
おっそろしいくらい、あれを浴びると眠たくなって。
そのまま落ちる。
今もそれと必死に闘って、眠気に勝利―と思って空を見ていようものならこれだし。
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