「じゃ、真理矢頼むわ。アイツが左の手の甲。あっちが左足かかと。で、最後のが左の膝上や」

「ねねねねね、右の手の甲とか左足かかととか、なんなの?」


ワコちゃんの質問に隼人は「オレの能力」と答えた。


「オレ、相手の魂の位置が分かるんよ。で、その魂をピンポイント攻撃しないと浄化って出来んらしいの。ただ、オレは見る専門で、実際には武器もスキルもないから、おいしいところはすべて真理矢君のお仕事になるんよね」

「へぇ、隼人君もすごいけど。テンシン君はもっと、すごいんだね!! 」


おっ。
オレ、お株上がっちゃった?
でかした、隼人ー!!


「でも、テンシン君の武器って……それなの?」

「キツネカッターやって」

「……ファー、邪魔じゃないの?」




それ禁句です。
上がったテンション急降下中。