「あんな、謝りたかってん。」


鈴奈が言う意味が、理解できひん。


「なんで?なんで謝るん?」


鈴奈は歩き始めた。
あたしも鈴奈の横について歩く。

鈴奈の長い足に、ついていかれへんから、早足で歩く。


「睨んでごめんな。怒鳴ってごめんな。触んなとかゆーてごめん。」



鈴奈はあたしに歩幅を合わしてくれて、謝った。


ポロポロ涙がでた。

「った・・・。鈴奈と仲直り出来て、良かったあああッ!!」


子供みたいに泣いた。