「陸斗と優紀って何部なん??」
「「サッカー」」
2人がハモった。
「ほんまに??なんか優紀は分かるケド、陸斗は意外かも!!」
「そか??」
「ぅん。」
「そか。」
またその顔っ?!//
反則やって!!
あたし達はドンドン仲良くなった。
部屋の角では、恵実と先輩が、何か真剣に喋っていたケド、気にしなかった。
「なんで先輩そーなるんっ?!もーえーわ。勝手にしっ!!」
突然部屋が静かになった。
恵実が突然叫んだんだ。
今にも泣きそうな顔で・・・。
「恵実・・・??」
あたしは座ったまま、恵実を見上げた。
恵実はあたしを少しみて、苦笑い。
「恵実、大丈夫か??」
真琴君がそれをみて、いつもの真琴君じゃないみたいに、恵実を覗き込む。
「真琴・・・、大丈夫、ごめん・・・。」
恵実が、真琴君には、微かに微笑んだ。

