「きゃはは〜っ真琴まぢウルサいねんケド〜っ(笑)つーか、伊船あたし等と付き合ったら、八股?!みたいなー。」
「そーやなあ!!まあそれもスリルあって、オモロいやん??今日なんか・・・。」
全然会話が耳に入らない。
右から左へ・・・とは正にこの事だろう。
瞳達と鈴奈・・・。
絵になるなあ・・・。
心の中はそれでいっぱいだった。
「梨南ちゃん。」
「え??何??」
「俺の名前、わかる??」
突然茶髪の、いかにもサッカー部っぽい、爽やかさの人に声を掛けられたら。
えっとお〜・・・
「優紀っ?!」
「正解っ!!」
「ほんま?!やったあ〜っ!!」
当てずっぽだったから、当たった事が少し、嬉しかった。
「なあ、俺ゎ解んの??」
優紀の相方(??)みたいな人があたしの肩を叩いて聞く。
「優紀ぢゃないんやったら、陸斗やん??」
あたり前なのでサラッと言う。
「そやな。」
陸斗は少しはにかんだ。
キュン・・・っ
胸が締め付けられる笑顔!!
陸斗は無口でツンとした感じ。髪は黒だけど、カッコ良くセットしてあって、知的みたいな感じかな??
だから突然笑顔が見えると、胸キュンっ・・・みたいな(笑)

