―鈴奈side―
「あーぁ。バカやなあ。」
ビクッ
そっと声がしたほうを見る。
「河原(カワハラ)・・・。」
「鈴奈君も森本先輩も、何してるんですか。梨南の事泣かして〜っ。」
梨南が出て行ったドアに、腕を三角にまげ、ドアの端に肘を置き、手の平に頭を乗せて、偉そうに立っている女。
河原 恵実。
梨南の親友で、俺の親友の彼女。
「なんや。恵実ちゃんか。悪いけど・・・。恵実ちゃんにゎ、今回の事ゎ、関係ないやろ??」
森本先輩があえて優しくゆう。
「関係ないですけど・・・??なにか。」
河原は顔色一つ変えないで、森本先輩に反抗した。
こいつ、ホンマに根性座ってる・・・。
「森本先輩も、鈴奈君も、好きな女泣かして、どぉするんですかあ??怒」
恐い・・・。
よお彼奴もこんな奴と付き合うな。
「鈴奈あああ―――っ♪」
ゲッ!!
彼氏登場?!

