ドアを見向きもせず、横の細い所を通り玄関の反対側に来た。 竹が多く生えている。回りからは見えにくいと思う。 今はもう7時で暗く、絶対に外からは見られないだろう。 「こっちにも玄関?」 亜希の驚いた声。 よく見ると、こちら側にも玄関がある。 立派なドアも。