地下秘密基地.

「そうなんや。」



『ところで、君たちは何処からトンネルに入ってきたんだい?』






俺は気づいた。


ハヤシは隠し扉の事を知らない…と。



隠し扉の事は秘密にした方がいいかもしれない。


そして、

この質問に真面目に答えてはいけないと感じ……





「僕ら先生に追いかけられてて、必死で逃げてたらトンネルに出たんですよね。だから覚えてないんです!」




とっさに俺は嘘をついた。