「あっ、これー!」

何かを亜希が発見したみたいだ。



倉庫の中は道具を置けるように、奥に木材で組み立てられた大きな棚がある。


そこに亜希が手を伸ばして、ピンクのボールをとった。だいたいハンドボールぐらいの大きさ。


「これ、ドッチボールで使ったやつじゃん!」

俺はそのボールでドッチボールやサッカーをして遊んだのを、懐かしく思い出した。



「思い出したわ!!これで隼人があいつの顔面に当てて、後々先生に言われてドッチボール禁止になったんや!」


「あれは純平が狙えって言ったからだし!」


確かに当てたのは俺だけど、反論した。

「狙ってもえぇんちゃう?って優しく言うたわ!(笑)」



「どっちも悪いんじゃない?!」


最も正しい事を凛々が言う

うんうん、とゆう表現を隣の亜希がした。


今度は凛々が何かを見つけた。



「あの光ってるのは何?」