愛斗に会いたくないと思うけど、やっぱり会いたいよ。


でも、私が好きを出し過ぎるから…愛斗はいつもひいちゃうんだよね。


これからは、何とも思ってないフリをしなきゃ。


愛斗なんて…もう何とも思ってない。


そうだよ…


昔みたいに、好きだって感情は閉じ込める。


普通に高校生の彼氏がいて、


私生活満喫。


愛斗がいなくたって、


私はやっていけるんだ…って所を、愛斗に見せなきゃね。


普通にしていれば…


また愛斗は昔みたいに、接してくれるかな。








お母さんに連れられ、左手の扉に入って行く。


お店の中につながっていて、私たちを見つけたスタッフに、足を止められた。


小柄でスッゴくかわいらしい女性。


笑顔がキュートで、みうさんとはまた違う魅力の人だけど…小柄で女の子らしくって…


背の高い私からしたら、すごく羨ましいよ。


なぜか彼女は、私を見て一瞬…顔色を変えた気がした。


…どこかで会った？見た事ない顔だけどな。新人さんかな。