きっと小学校でも リーダー的存在だった のだろうか。 私は勇気を出して、 真理と一緒に 哲也の側に行ってみた。 「あ、真理と藍ぢゃんっ。 どうしたの?」 変化に気付いたのか、 哲也と同じ小学校だった 香苗が声をかける。 「藍がね、哲也君がカッコいいっていうから見にきたの」 「ちょっと真理!」 確かにカッコいいとは いったけど、そんなこと ゆわなくていいじゃない。