「ごめん、いけねぇや」 「えっ」 私は驚いた。 「哲也君、香苗の誕生日いこうよ。あんな彼女とるの?」 私の言葉に哲也は ぴくりと動いた。 「お前…さっきから何?」 張り詰めた空気が流れた。 私は息をのむ。 「1ヶ月記念のこと喋るし、香苗の誕生日のことでしゃしゃり出るし、俺らの邪魔がしたいわけ?」