修二はベッドの中で考えていた。

稲田組の会議までもうすぐだ。

それさえ過ぎれば、暫くは安泰だろう。

傷はすっかり良くなっていたが、今、下手に動いては、また命の危険にさらされる。

暫くはベッドの上で我慢の子だった。


月子…俺と一緒にならないか?

月子…俺についてきてくれないか?

月子…俺に残りの人生預けないか?

修二は、柄にもなくプロポーズの言葉を色々考えてみた。

月子を離したくはない。

今度こそ離すもんか……。

その時、ドアのノックと共に…俺の花嫁がやって来た。