公園から出てきた修二が走る、走る~

レンタカーの置場所も、もう何もわからない。

何処へ向かっているのか行く先もわからない、が、走り続けねば、止まったら殺される。

弾丸が飛んできた。

もう駄目だ、終わり!限界!おさらばじゃ!

その時、先に灯りが!

そこは交番所だった。

ここで撃たれて死ぬか、臭い飯食らうか……究極の選択だった。

月子……何で今更、いったい電話で何が言いたかったんだよ?

月子……俺は、もう一度お前に会いたい。

月子……電話で何を話したかった?俺は知りたいよ。

ここで死ぬ訳にはいかない。

修二は交番所に駆け込んだ。

何てこった……ここがロシア入国のゲートになるとは……。