歳の差1歳。

詩歌が、俺のことで泣いた。

その現実を嬉しいと感じてる俺は、やっぱりどっかおかしいのかも知れねぇ。



「――サボる」

「はあ?!」

教室を出ようとする俺に、祐樹は素っ頓狂な声を出した。

「怠い」

「黒神に怒られんぞ!」

「あぁ、そうだな」

「〜〜っ…俺も行くし!」

そして予想通り、祐樹は俺と教室を出た。