「ほら、行くぞ」

「トモ、ばいばい!」

「明日は絶対行かせるからー!!」

背中にトモの宣言を受けながら、あたしは空と並んだ。


「詩歌」

「ん?何?」

「行くんじゃねぇぞ」

「…うん」

顔が、緩む。