まぁ、いい暇つぶしにはなる。
どうせならとっとと祐樹に原稿用紙をやった後そのままサボって―…


そんな事を考えながら職員室への足を速めようとした時だった。


目の前に、いるはずのない奴が現れたのは。




―…白昼夢ってヤツかと思った。



「…詩歌…?」

詩歌が、いた。