「あら、やればできるのね、下僕でも。」
「俺は、下僕じゃ、ない!」
ドアにもたれかかって、頬を染め、片目をつぶり、そっぽを向きながら、一応俺を労う小羽。
…て言うか俺、何で言うこと聞いてんの?
「まぁ、いいわ。御苦労さま。お茶にしましょう?」
「…お茶…?」
そういうと小羽は、空き缶を投げてよこした。
「ん。」
紅茶、だった。一緒に、クッキーも飛んでくる。
「…って、俺ん家の冷蔵庫にあったもんじゃねーか!」
それは、俺のだった。クッキーも。
「まぁ、ごめん?」
「疑問系かっ!」
まぁ、一時のティーブレイクだ。
…まぁ、なんか嬉しかったし…
……はっ!
これぞ、ツンデレ効果っ!?
馬鹿な俺。
