目が覚めた。

枕元の目ざまし時計をみると、午前五時だった。

なぜこんなに早く、目が覚めてしまったのか?
ちなみに、この目ざまし時計は十一歳の誕生日のなごみからの誕生日プレゼントだ。

唐突に、チャイムが鳴った。

こんなに早く目が覚めてしまった原因は、きっとこれだ。
誰だろう?

パジャマの上からパーカーだけをはおって、部屋をでる。
階段を下りるとすぐ目の前が玄関だ。

「…はい…?」

恐る恐るドアを開けると―。

そこには、天使が居た。