屋上のドアへと向かう小羽は、ドアの前に人の気配を感じた。 二人、誰かしら? 「ドアの向こうに居るのは誰?立ち聞きなんて、趣味の悪い事するのね。まぁ、別に聞かれたっていいけど。」 そういうと、なごみは首をかしげ、ドアの向こうでは、やば…!ばれたじゃん!、とか…ちょっと…!、とか、あうっ…!押さないでっ…ください!!、とかが聞こえた。 時間の無駄…!!!、といらついて絶句する小羽。 そのうち、バンっと音がしてドアが開いた。