「…ばっ!…ねぇっ!てばっ!!!…秋っ!てばっ!!!!!」 ゆさゆさと体を揺さぶられて目が覚めた。 抜けるような青空をバックに俺を覗き込んでいる整った顔立ち。 「もう!秋ったら。呼んでも揺すっても、起きないんだもの!」 「へ?あぁ。なごみかぁ。」 そこにいたのは、幼馴染のなごみだった。 「もう…朝来たら居ないと思ったら…もう、HR始まるよ!」 HRが始まる?…俺、そんなんに気絶してなかったなぁ…。