落ち着く為に水のおかわりでももらおう。
そう思って店員に声をかけようと手を上げると同時に

「いえ、待ち合わせなんです。」

そう聞こえて、顔を上げて声の主を見る。
目があった。
「あっ、たぶんあの人…かな?」
声の主はそう言って翔に笑顔を向けた。