「ごめんごめん!泣くなんて思わなくて…。少し意地悪しすぎた。」


そう言って、あはっと笑う。


「わかってるよ、ちゃんと。
志摩ちゃんは俺の彼女 でしょ?」


当たり前のようにそう言われて。


思わず目を見開く。


「…あ、やだった?」


そう聞かれて大きく首を横に振る。


嫌なわけない!
大賀くんの…彼女だよ?


夢じゃないんだよね!?


それで、今度こそは美香に怒られないように。



「アドレス!…あと、番号もっ…。
教えてくれますかっ…?」



涙を拭きながら、咄嗟に出た言葉。



そしたら大賀くんは笑って



「俺も今、聞こうとしてた!」



って、言った。