次の日、私は早くに家を出て学校に向かった。

誰もいない教室。静かで、物音一つしない。当たり前だ。まだ誰も来ていないのだから。



私が今日この教室をこの状態に戻して見せる。


私は教卓に立って、教室を眺めていた。



やがて、窓から登校してくる生徒が見え出した。


そして、とうとう私のクラスに生徒が登校してきた。



「先生おはよー。」


「坂田くんおはよう!!」




かわいそうな坂田くん。だけど、それも今日で終わり。私がこの世界で一番静かな教室にしてみせる。




「せんせー、最近みんなうぜーよな。」



「大丈夫だよ。今日先生が静かにさせて見せる。」


「え!?どうしたの!?意気込んじゃって」


坂田君はまだ私の決心に気付いていない。そして私がこっそりバッグにしのばせてきた物にも。


まぁ、いい。今日ですべてが終わる。



やがてみんなが集まった。私は言った。



「今日うるさくした人には、制裁を下します。気をつけてください。」



よし、これでいい。後は、何が起きても自己責任。