「あきちゃーんもうお腹いっぱい胸○っぱいだよぉ…」


『ちょっとっ、マスケっ!早く起きなさいっ!!大変よっ!!!!』


はっと目を覚ますと、寝惚けた俺の腹の上で震動を全開にしながら携帯兎チョビーがわめいていた。


『マスケっ、事件よ。未来TVを見てっ!!』


そう言うとチョビーは机の上に飛び乗り小さなTV型に変形した。


そして画面に映し出されたのは…


「…カメ…いやっ…ガメラ…?」


『ヌハハハッ~我輩は悪の帝国ダークパワー第1番総長、タートルネックン様だっ!!』

「…また…だっせぇ~名前…」

呆れたように呟いていると、

『きゃぁ~~~誰か助けてぇ~~~』

「あっ、あきちゃんっ!!」

『我輩は今からこの人気NO1アイドル、月影あきちゃんと婚結の義を交わすのだ~~1分以内に邪魔が入らなければあきちゃんはおれのものだ~』

「ぬわにぃ~~チョビー場所はわかるか?」

『ええ、GPSついてるから~』

TVから携帯に戻って偉そうにしているチョビーを無視してパジャマにベルトを巻きつけチョビーを近づけた。