メモを見ながら、私は携帯を握りしめた。
声が聞きたい。
そう思う気持ちは、俊也の気持ちを聞いたからなのか、それとも、心から思う気持ちなのか。。。
ずっと連絡もとってないのに。。。


「。。。俊也」

気づいたら、携帯の番号を押していた。。。

「出るかな。。。」

通話ボタン押しちゃった。。。



「。。。」

『もしもし』

「。。。」

『。。愛菜』

なんで。。。?

『電話番号変えてないんだ』

「。。。俊也。。。」

『連絡くれたって事は、忘れてなかったんだ。俺の事』

「。。。」

『愛菜?』

「。。。」

『何かしゃべろって』

「。。なんで。。」

『何が』

「なんで何も言ってくれなかったの?」

『何が』

「。。。連絡もくれないし」

『お前もな』

「。。。そうだけど。。。」

『。。。で?』

「でって。。。」

『愛菜。。。』

「何?」

『。。。会いたい』

「。。。私も」

涙がまた流れた。。。
聞きたかった声。。。
恋に落ちた瞬間はいつだったのか、俊也を愛しく思ったのはいつだったのか。。。。
恋をするのに時間は関係ないんだよね。。。。?
満里奈。。。
雄大さん。。。