「梨子?」

「雄大さん。今日はまだいらっしゃったんですか?」

「今日は泊まらせてもらうよ。明日もゆっくりできるから」

「そう。。。いつもお花ありがとう。おかぁさんがすごく喜んでるわ」

「梨子は喜んでくれないの?」

「。。。雄大さん?」

「ん?」

「。。。悲しい顔」

「え?」

「雄大さん。。悲しい顔してる。。。どうしたの?」

「。。。梨子。。。」
梨子が俺の事忘れてるからだよ。。。

「。。。雄大さん、どうして私に会いに来てくれるの?」

「だめかな?」

「ううん。。。嬉しい」

「どうして?」

「。。。何でかわからないけど、初めて会ったときからずっと。。。」

「ずっと?」

「。。。昔から、ずっと昔から。。。知ってる様な気がするの。。。」

「っ!」

「。。。知ってるの?」

「。。。あぁ。知ってる」

「私とあなたは。。。?」

ずっと言ってこなかった。
恐くて言い出せなかったんだ。俺は。。。梨子を愛してるんだよ。。。

「。。。恋人同士だったんだよ? 俺は梨子を愛してる」

「。。愛してる?」

「あぁ」

「。。。夢じゃなかったんだ。やっぱり」