「愛菜」

「俊也。。。さっきはありがとう。ごめんね、わがまま言って。」

「ほら」

「ありがとう」

「好きだろ?」

「え。。。あ、ミルクティー。なんで?」

「梨子さんに聞いたから」

「お姉ちゃんから。。。そっか。。。」

「明日東京帰るの嫌?」

「。。。さっきお母さんにああやって言っちゃったけど、今の私は自分の思いだけで行動できないって事、わかってるんだ。。。お姉ちゃんの側にもいたいし、学校も転校したくない。。。でも、私には1人でやっていく力なんてないよね。。。」

「まぁな。。。」

「。。私。。。」
子供の我儘だ。
現実にできるわけないよ。
そう思ってる自分に、自信なんてあるわけない。。。

「。。。お母さんと行く」

「。。。そっか」

「ごめんね。俊也。さっきああやって言ってくれたのに。。。嬉しかったよ。
1週間楽しかった。
ありがとう。」

「。。。おう」

俺はお前の側に居たかっただけなんだよ。。。
お前がなんとも思ってなくても、お手伝いさんでいいからさ。。。