愛してほしい。~ホストのリアル~

幸い、ここのトイレは清掃が行き届いていて、トイレ独特の嫌な匂いはしない。



――これが、今の俺の生活。


俺の選んだ道。


大学や、親が用意してくれた未来を蹴った、俺の人生。


だけど、恥じる気持ちは微塵もなかった。
つまんねぇ人生より、今の方がずっと良い。


これからどうなるかなんて誰にもわからないんだから、俺は俺自身の力を信じるしかない。



まだ始まったばかりのホスト人生に希望を抱き――ゆっくりと瞼を閉じた。