愛してほしい。~ホストのリアル~


……別にゲイってわけじゃねぇ。


だけど、誰かと居た後の一人は無性に寂しくて、どうも慣れない。


暫くその場に突っ立って気持ちの切り替えをすると、重い荷物を引きずって“いつもの”公園に向かった。


繁華街から少し離れた場所にある、人気の少ない小さな公園。


そこに辿り着くと、誰もいないことを確認して、公園の隅に設置されているトイレに足早に近付き――車椅子用の個室トイレに入り、鍵を閉めた。


そして、小さく折り畳まったダンボールを鞄から取り出してそれをタイルの上に広げ、疲れきった体を寝転ばせる。


視界の先には、コンクリートが剥き出しになっている天井。

ダンボール越しに感じる固い床。