愛してほしい。~ホストのリアル~



最終的に、俺は五人の客から場内指名をもらって、その全員とアドレス交換をした。


理沙と遥は印象が強く、鮮明にはっきりと思い出せるけど、あとの三人は寝て起きたら忘れていそうなくらい、本当に微妙だった。


だから今のうちに特徴を残しておこうと、携帯のアドレス帳の詳細欄に、覚えている限りの情報を打ち込んでいたら、


「お疲れさん。初日、どうだった?」

ソファに座ってる俺の隣に、流星さんが腰をおろした。


その優しい人柄は酒が入っても変わる事はないらしく、


「ちょっと疲れました」

「そっかぁ。んじゃ、奢るから飯でも食いに行くか?」

更なる優しさを与えてくれる。