愛してほしい。~ホストのリアル~

「マジっすか!? あざーっす!!」

酒を一気しただけで場内指名がもらえるなんて、俺はよっぽど運がいいのかもしれない。


一旦、リストカウンターに行って内勤に場内指名を伝えると、女が待つ卓に急いで戻った。


「お隣、失礼してもいいですか?」

「はぁい、いいわよ」

本日二本目の場内指名を入れてくれたこの客の名前は、遥。


遥は俺が隣に座るや否や、やたらとベタベタ触ってきやがった。


酒が入れば、人は理性を失う。


遥は今まさにそんな状態って感じで、……正直ウザイ。


とりあえず、顔が好みじゃねぇし、理沙と違って化粧がケバイし、香水くさい。


出来ることなら拒絶したいけど、指導係である流星さんの顔を潰すことは避けたくて、何をされても我慢した。