「太一、早くっ!」




「待ってよ。湊ちゃん早すぎだよ…」




昔は私の方が太一よりも上の立場だった。
背も大きかったし…
運動神経だって私の方が良かったんだ…




「太一、遅いからサッカー入れないよ。」




「湊ちゃん。ごめん…だから一緒に…」




「すぐ泣くんだから…も〜、はい。飴。」




「ありがとう!」




すぐ泣く太一は…飴をあげるとニコッと笑って…可愛かったんだよね…




なのに…