「最悪ー。」




「湊ちゃん?」




「あ、颯大さん。」




「早くしないと間に合わないよ!」




「あ、はーい!」




朝から颯大さんに家に来てもらったのは…髪のセットとお化粧をしてもらうため。




「うん、可愛い!」




「ありがとうございます、」




「勝也ーっ!湊ちゃんの準備出来たよ!」




「おー」




ダルそうな声で部屋に入ってきたお兄ちゃん。