あれカラ松井と千晴は付き合ったままで、
それでもあたしは告白をしたけれど
本命の彼女に勝てるわけもなく、振られたまま。


そして、夏休みが過ぎ少し肌寒い頃になってきた――・・・




「今日、帰ったらすぐ駄菓子屋で待ち合わせね−☆」

今日の放課後、奈央と菜月の3人で遊ぶ。
場所は、最近よく行く駄菓子屋。

「んじゃ、バイバーイ♪」

「またあとで−♪」

2人と別れ、すぐに家に向かう。




「よしっ!準備完了♪」

ガチャッ

「行ってきま−す♪」

はっやく♪はっやく♪



この時はまだ気づかなかった。
これカラ向かう場所で恋をするって・・・
新しい・・・恋が芽生えるなんて―・・・




キキィ――

「やっほ〜♪遅れてゴメーン(汗)」

「も〜遅いよ!!」

奈央がちょっと起こり気味。

「あは♪ゴメンゴメン!」

「よしっ!中入ろっかぁ?」

菜月が言い出して、中に入るコトになった。

ガラガラガラッ

「はい☆かごだよ♪」