先生はまた口を開いた。
「一班カラ順に紹介をしてください。」


そこでついに昨日のあの人の名前がわかった。


「松井悠佑です。」
まついゆうすけ・・・・?
これがあの人の名前。
なんだか単純に嬉しかった。
何でかなんてわかんない。
ただ―・・・・本当に嬉しかったんだ――・・・・・



この時,これが恋の始まりなんだってあたしはわかっていなかった―・・・・





松井悠佑・・・・・
他の人の自己紹介なんて無視して心の中でそう呟いた――・・・・・