小林は、ふぅーっと深呼吸をして喋りだした。
「いつからだ?」
教室は嘘のように静か。
まるで、説教をされているかのよう。
「小林より、ちょっと前」
「えぇぇぇ!!!!」
さっき声を上げた男子が驚いた。
何が起きているのか、女子の私達にはさっぱりわかんない。
男子全員が私達が居る方へとやってきた。
徳永と小林は何か言い合いしてる。
徳永がこんなに話してるの、またまた始めて。
すると、都華咲が席から手招きしてきたから私はこの場をあとにした。
「都華咲なになに?」
「麻美、私わかったのよ」
都華咲も訳のわからない事を…
「ぶっ。なにが?」
都華咲の真剣な表情につい笑ってしまった。
「徳永の好きな人」

