「お前の強さハンパじゃねぇよ…。もう大丈夫だから。俺がお前を守るから」 そう言った紀野先生も涙を浮かべていた。 本気でホッとした。 「もう、一人で頑張らなくていいから…」 理斗とは違う安らぎを覚えていた。 「よく一人で、頑張ってきたな」